ネイリストの資格はINAネイルスペシャリスト、JNAネイリスト検定と2種類あります。
更に、ジェルネイル技能試験を入れると3種類という事になります。
INA、JNAとは?
INAというのは、インターナショナルネイルアソシエーションの略でI-NAIL-Aと表記される事もあります。
一方、JNAは、NPO法人日本ネイリスト協会の略になります。
2つのNPO法人でそれぞれ別々のネイリストの資格が存在します。
INAネイルスペシャリスト技能検定試験について
求められるスキル
ネイル技術や美容の施術を行うために必要な消毒衛生、また爪や皮膚を含む人体のしくみと病気、技術テクニックに関わる知識が身についているかを問われる試験になります。
資格の種類と合格点
初心者を対象としたA級/SA級とプロフェッショナルを対象としたPA/AA/AAA級の2つのレベルがあります。
A級 | ネイルケア、カラーリング(マット赤) |
SA級 | ネイルケア、チップオーバーレイ、カラーリング(ホワイト) |
PA/AA/AAA級 | ネイルケアネイルチップ スカルプチュア(クリア・フレンチ) カラーリング(マット赤・ホワイトパール) |
A級もSA級も実技試験80点以上で合格できます。
プロフェッショナルでは、実技試験60点以上でPA、70点以上でAA級、80点以上でAAA級が合格となります。
一度学科試験、実技試験のいずれかを合格すると、
次回からその合格科目は、期間や回数無制限で試験免除になります。
JNAネイリスト技能検定試験について
求められるスキル
ネイリストの基本的な知識や技術が備わっているか、またそれの技術力がどれくらいあるかを証明する事ができる資格
ネイリスト検定1級
ネイリスト検定の最上位資格で、4月と10月の年に2回実施されます。
チップオーバーレイとスカルプチャート3 Dアートと言った高いネイルの技術が求められ、検定試験の合格率も35%程の難易度の高いネイル資格です。

ネイリスト検定2級
ファイルストロークやニッパーハンドリングといった基本的なネイルのスキルから、
チップ&ラップ仕上げ、ネイルアート、全体の仕上がりとサロンワークにいたるまで、
ネイリストとしての基本的なスキルが試されます。

ネイリスト検3級
3級は、1月、4月、7月、10月の年に4回に実施されています。
テーブルセッティング&消毒管理/モデルの爪の状態といった基本知識、
ポリッシュオフ、ファイル・エメリーボードの扱い方、クリーンナップ仕上がり、
カラー/ラインどり、表面の色むらなどがチェックされます。
合格率は87%程で、難易度はそんなにむずかしくありません。

まとめ
ネイリストの資格として「INAネイルスペシャリスト」と「JNAネイリスト検定」というそれぞれのNPO法人で定めたネイルの資格があります。
プロのネイリストとして仕事をするには、JNAネイリスト検定は最低でも2級は持っておいた方が就職するにも独立するにも安心です。
できれば、1級を取得しておくと、将来的に独立してプライベートサロンを開業する時など、自分を助ける技術を身に付ける事ができます。